おすすめ【ホラー映画】『ザ・フライ』はハエと合体した男の話
『ザ・フライ』
こんな気分で観よう！
『世にも奇妙な物語』のような軽いホラードラマを観るような気分で観るのがベスト。
どんな映画？
ハエと合体してしまった男
『ザ・フライ』は、一言で言ってしまうと、ハエと合体してしまった男の話。1980年代を代表する映画です。テレビで何度も観ました。小学生の僕にはめちゃくちゃ面白い映画でした。子供と観るのにちょうど良い映画かも。
ホラー映画？
ホラーたるゆえんは、だんだんハエ化していくグラテクスな過程や心もバケモノ化していく過程が恐ろしいからですが、ホラー的要素は少なく、ハエ化していく男のドラマがメインの映画です。
【作品情報】
『ザ・フライ』
【製作年度】1986年
【製作国】アメリカ
【監督】デヴィッド・クローネンバーグ
【ジャンル】ホラー映画
観どころ その1
ハエ男になった原因
転送装置がはじまり
主人公の科学者が、転送装置を発明しました。２つの装置の片方に物を入れて作動させると、もう片方の装置に移動できるというものです。原理としては、一度細胞レベルまで分解し、その後ふたたび別の場所で再構築するというものです。主人公はこんな大発明をしたので、記者であるヒロインを装置のある自宅に呼び自慢します。
装置に一匹のハエが…
主人公はヒロインが元カレに嫉妬をし泥酔したまま転送装置に入ってしまいます。その時、主人公とともに一匹のハエが装置にまぎれこんでしまっていたのです！で、人とハエが同時にその装置に入ってしまったらどうなるか？コンピュータは人とハエを合体させてしまいました！怖いですねぇ。
観どころ その2
徐々にハエに変わっていく…
セックスが強くなる 笑
ハエと合体した主人公ですが、最初は人間のままの姿をしています。本人もまさかハエと合体したなんて気づいていません。しかし、少しずつ異変が始まります。長く硬い毛が生えてきたり、セックスが強くなりヒロインがクタクタになるまでセックスしたりします（笑）。さらには、歯が抜けてしまった主人公は、食事の際にゲロのような消化液を吐いて食物を溶かして食べるようになります。気持ち悪い。主人公のビジュアルが徐々にモンスター化していくあたりが、ホラーです。
心もハエ化？
肉体だけでなく精神も少しずつ変調をきたします。最初はハエになっていくことに恐ろしさを感じ苦悩していた主人公ですが、ハエ化が進んでいくと、だんだんヤバい奴に変わっていきます。心もハエ化してるんでしょうか？
観どころ その3
主人公の俳優がハマりすぎ（笑）
この主人公の俳優がとてもハマっていて、ギョロっとした目の瞳孔が開いたようなギラギラした感じのちょっと怖いキャラ。そんな彼が、だんだんハエ化して非人間的な精神に変化していくあたりが、怖さをさらに引き立てます。この映画にぴったりハマった俳優だと思います。
終わりに…
最後は悲しい結末
どんどんハエ化する主人公。ほとんど見る影もないほどモンスター化し、コミニケーションも取れなくなってきます。最後は悲しい結末をむかえ映画は終わります。自分が徐々に別の何者かになっていく恐怖を描いた優良ホラー映画です。モンスター化していく男とヒロインの恋愛映画でもあるおすすめの映画です。
続く『ザ・フライ2』は主人公の子供が産まれるところから始まります。どんな話の展開になるかワクワクしますよね？1、2セットで観たほうが面白いかも知れません！
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