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おすすめ【SF映画】部分は傑作!全体としては駄作の未来大河SF!

デューン/砂の惑星

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どんな映画?

駄作と呼ばれる

原作小説はSF大河物語。わかりやすくいうと『スターウォーズ』のように未来の宇宙を舞台にした長年にわたる戦争の物語。『スターウォーズ』が子供向けとしたら『デューン/砂の惑星』はビターの効いた大人向けです。が、原作を映画化した当作品は、諸事情により駄作と呼ばれるようになりました…。

いわくつきまくりのSF映画

デューン/砂の惑星』ほどいわくつきの映画はありません。最初は、映画界きっての鬼才アレハンドロ・ホドロフスキが監督を務める予定でした。彼の構想では映画の上映時間は10時間‼︎彼は、世界中からありとあらゆる才能を集めこの映画を作ろうとしました。しかし!制作費が足らないなどの理由で、一度頓挫しました。この時集めた才能たちは、のちに映画界に多大な影響を及ぼします。『エイリアン』をデザインしたH・R・ギーガー、『ブレードランナー』をデザインしたジャン・ジローなど、さらに映画界以外では俳優にサルバトーレダリやミック・ジャガーをの起用を予定したりと、完成していたら歴史に名の残る映画となっていたことでしょう。

駄作ではあるが…

残念ながら当映画は、デビッド・リンチを無理矢理に監督に起用し駄作と呼ばれる映画となってしまいました。所々いいシーンはあるものの全体としては完全に大失敗の映画です。10時間の構想を2時間に無理矢理まとめてしまったのではしょうがないです。ただ、衣装や造形のデザインなどはとてもカッコよく、世界観はかなり良くできています。例えば、スパイスと呼ばれる超能力を覚醒させる香料を常用するナビゲーターによりワープ航法が可能になるという設定や声を武器に変える装置、肉弾戦の際のポリゴン風のシールド装置とか、斬新な発想で斬新なデザインの設定や装置がたくさん出てきます。部分はとてもイケてるのですが、全体を通して見るとストーリーはグダグタだし、やはり駄作。

未練たらたらの前監督

ホドロフスキ監督は振られた女に未練たらたらで、映画が完成していたらこんなに凄かったということを説明するドキュメンタリー映画では活き活きと語っています。本当に完成していたらリドリー・スコットを超える大巨匠になっていたでしょう。でも、映画は完成しなかった…。リドリー・スコットは巨匠にホドロフスキはマニア受けにとどまる監督になりました。世の中は結果が全てですね。

ここが職人技!

駄作とは言われながも、さすがはデヴィッド・リンチです。製作側からの制約で思い通りに作らせてくれないなどの障害がありつつも、しっかりとツメ跡を残すことを忘れません。敵側にハルコネン王家というものが登場するのですが、コイツらのイカれ具合が素晴らしいんです。残虐非道なマフィアみたいなもんです。で、おすすめの職人シーンですが、このハルコネン王家に空を飛ぶデブがいるんですが、見た目が醜悪で、顔に大きなデキモノがいっぱいあります。彼はなぜかいつも中空に浮いています。カラダが重いからでしょうか?そんな彼は美少年を囲っていて、急に虫を殺すように美少年のむき出しにされている心臓の弁を引っこ抜き血が溢れ出るのを見て興奮します。かなり変態なシーンですが、この映画のベストシーンです。この想像外の変態ぶりを見せることで、未来の宇宙の価値観は、現在の我々に理解できない恐ろしさを印象づけてくれます。補足ですが、かの有名なスティングがイカれたハルコネン家の一人として登場し主人公と戦います。なぜこの映画に出たんだろう?と疑問がわきますが、なかなかいい味出しています。

ここが職人技!その2

もうひとつおすすめしたいシーンがあります。冒頭でナビゲーターと呼ばれる超能力者の登場シーンです。彼はかなりの大物人物で、皇帝に命令するほどの大物です。驚きなのはビジュアルです。かなりグロテスクなデザインもいいですが、そのデカさ!クジラぐらいあります笑。あまりに大きいので水槽に浮かんでいます。ジャバ・ザ・ハットのデカさなんて目じゃありません。言葉も脳波みたいなもので話します。ゴシック調の荘厳な教会の様な部屋に登場する彼の存在によりグッとこの映画の世界観が魅力的になります。

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