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おすすめ【サスペンス映画】『インソムニア』はアルパチーノ演じるめちゃ渋い映画!

インソムニア

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こんな気分で観よう!!

じっくりと観る映画

サスペンスですが、展開が速いわけでも難しい展開があるわけでもなく、ストーリーはとってもわかりやすくゆっくりと進んでいくので、じっくりと映画に入り込んで観たいときにおすすめの映画です。

どんな映画?

人間ドラマな映画

アラスカの田舎町が舞台のサスペンス映画ですが、どちらかといえば、人間ドラマ映画に近いです。アルパチーノ演じるベテラン刑事の人間ドラマが主との映画と言えます。白夜の町で不眠症に悩まされてながら正義と悪の間で揺れ動くベテラン刑事の葛藤が描かれます。

犯人が中盤にはわかる

少女殺人事件をきっかけに始まりますが、犯人の正体は中盤には判明します。ベテラン刑事が事件の痕跡から犯人を特定していく様はけっこう本格的なものサスペンスぽくてドキドキします。

主人公も罪を犯してしまう

主人公のベテラン刑事は、謝って後輩の刑事を射殺してしまいます。が、それを偽造して隠すベテラン刑事。それを見ていた事件の犯人に取引を持ちかけられベテラン刑事は葛藤します。

ストーリー

都会からベテランの老刑事と中堅の刑事がアラスカの田舎町の事件を応援にきます。自著を出版するほどの有名なベテラン刑事は、着実に犯人を追いつめていきます。その過程で、中堅刑事を射殺してしまうベテラン刑事。アラスカの新米刑事エリは、ベテラン刑事を刑事として尊敬しており、ベテラン刑事の書いた捜査の本も熟読しています。新米刑事エリは、アラスカでのベテラン刑事のアドバイスや彼の書いた本の知識を頼りに中堅刑事を射殺した犯人はベテラン刑事だと気づいてしまいます。犯人を追いつめるベテラン刑事、真実を知ろうとベテラン刑事を追いかける新米刑事エリ。三人が山小屋で揃いラストを迎えます。ラストのベテラン刑事と新米刑事エリの会話はとても印象的です。

映画情報

インソムニア
【製作年度】2002年
【製作国】アメリ
【監督】クリストファー・ノーラン
【ジャンル】サスペンス映画

観どころ その1

第2の主役は田舎町

ストーリー的には、アラスカの田舎町でなくてもかまいませんが、この白夜の町が舞台だからこそこの映画を名作にしています。都会とは時間の流れや価値観も違い、白夜にもかかわらずどこかうす暗く、華やかさのない田舎町。若い女の子は田舎町が嫌いで都会に憧れています。この過疎気味の閉ざされた田舎町という設定がサスペンスをより怖い雰囲気にし個人的には大好きでゾクゾクします。

観どころ その2

アルパチーノがめちゃ渋い!

主人公のベテラン刑事を演じるアルパチーノがめちゃくちゃ渋くてカッコいいんです。単純な善と悪だけの世界観ではなく、都会での派閥争いに疲れ、正義のために罪も犯し、そういったドロドロしたものをたくさん背負いこんできた大人の渋さを見事に演じ切っています!

この映画のテーマは?

全てが曖昧になる境界

この映画のインソムニア不眠症の意味とは?なぜ舞台が最果てのアラスカなのか?白夜の季節なのか?

わざわざアラスカを舞台にする意味はなんなのでしょうか?ストーリー的には、ロサンゼルスだけでも成立しそうな話です。さらに白夜で、映画のタイトルにしてまで、主人公がインソムニア不眠症になる必要はあったのでしょうか?

理由は全て境界にあります。舞台はアメリカ最北アラスカ。言うなれば、社会と自然の境界にあります。白夜もまた昼と夜の境界です。そんな場所で、不眠症になった主人公は現実と夢の境界にさらされ、精神状態も曖昧になります。社会の中心ともいうべき都会では、信じて疑わなかった主人公にとっての善と悪の概念が徐々に揺らいでいきます。都会にいたのでは、この善と悪の概念は一切揺らぐことはなかったでしょう。

アラスカという場所で社会と自然の境界に、白夜という環境で現実と夢の境界に立たせるために必要な条件だったのです。それらの条件が揃いはじめて、主人公は善と悪の境界で揺らぎ出します。なにが正しくてなにが正しくないのか?最終的に主人公が出す結論とは?がこの映画のテーマなのではないでしょうか。

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