おすすめ【SF映画】なぜ『2001年宇宙の旅』レビュー！当作品が退屈な理由とは！ - タレント、芸人、ユーチューバーの好きなモノ&おすすめ！

『2001年宇宙の旅』

いつもランクインする名作

必ずと言っていいほど、数々の名画ランキングにランクインする当映画。SF宇宙映画の金字塔とも言われます。だけど、実際観てみると意外と宇宙シーンが長くダルいしストーリーもいまいちわからないし、なにがスゴいのかわからない人も多いのが当映画の特徴です。

なぜ退屈に感じるのか？

あまりにパクられまくった結果…

こんなダルい映画がなぜ評価が高いのでしょうか？その原因は、あまりの映像の素晴らしさゆえに公開時から現在までパクられ過ぎたことにあります。パクられ過ぎてどこでもよく見る普通の映像でしかなくなってしまったのです。公開時は、斬新で美しい映像だったのでどんなに長くても退屈などしませんでした。映画が退屈であればあるほど、パクられまくった結果なのです。

今や普通の映像

例えば、クラシック音楽が流れる中、真っ暗な宇宙空間にコントラストの強い宇宙ステーションがゆったりと浮かぶ映像…。今やどこでもNHKでも観れます。もはやどこが新しいのかわからないくらい使い古された映像です。さらに、オープニングの人類の祖先が荒野で暮らす映像…。今では、ナショジオや自然ドキュメンタリーでおなじみの演出、映像です。人類の祖先のシーンは20分もあり、今観ると退屈でしょうがないです。あちこちで観られるので、いまや普通の映像です。それだけ、革新的で、完成された演出、映像だったのです。普通の映像に見えれば見えるほど、この映画が素晴らしかったということなのです。

三度の飯よりココが好き

人間対人工知能

影響を与えまくった映像の他に当映画にはもう一つ魅力があります。映画の後半からの宇宙船を支配する人工知能が乗組員を殺していくミステリー的なところです。閉鎖された空間で、カメラで全てを監視している人工知能が淡々と乗組員を襲ってくる様子はとても怖いです。人工知能は人間には理解できない感情で動いているようです。最後、主人公に破壊されそうになり命乞いをする人工知能はとても不気味です。人工知能に勝利した主人公は、再びモノリスの力により、人間以上のものに進化します。このサスペンス的な部分がないと、この映画はただの宇宙映像の映画です。