おすすめ【ホラー映画】怖くないけど魅力的なホラー映画！ - タレント、芸人、ユーチューバーの好きなモノ&おすすめ！

『バタリアン』

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どんな映画？

怖くないけどおもしろいB級ホラー

『バタリアン』は、一応ゾンビが出てくるホラー映画ですが、はっきり言って大人が観ても怖くありません。小学生低学年くらいなら怖がって観てくれます。この映画は怖がらせるために作っていません。普通のドラマ映画の演出してゾンビが出る映画を撮った感じです。だからより怖くなるような演出はありません。喋ったり、走ったりする個性的で死なないゾンビたちと、個性的な人間たちのドタバタした戦いを少しコミカルに描いた作品です。コメディとも評されますが、ゾンビ映画という枠の中で色んな新しいことを盛り込み過ぎてコメディのようになってしまったのかも知れませんね。

バイオハザードに影響を与えた！

ただ、ゾンビなどの造形はちゃんと造っていますし、いろいろ新しいことに挑戦している映画でもあります。ゾンビが最初に走ったのも恐らくこの映画でしょうし、最後、ミサイルでゾンビを町ごとぶっ飛ばすというオチもこの映画の評価ポイントでしょう。バイオハザード1のラストはこの映画をのラストをパクっています。低予算B級映画ながらも斬新なアイデアや発想がたくさん詰まった愛すべき映画です。ただ、ホラー映画なのに怖くないというだけです。そこを気にしなければとてもおもしろい映画だと思います。

三度の飯よりココが好き

縦に割られた犬が…

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いろいろ斬新なアイデアで攻めて作られた『バタリアン』。ゾンビが喋ったのもこの映画が最初で、ゾンビがなぜ人間を襲うのかたずねるシーンがあり、そこでゾンビは会話をします。さらにこの映画のゾンビは本当に不死身。頭を破壊しようと細切れにしても死にません。だから最後ミサイルでぶっ飛ばすしかないのでした。そんな中で、僕がおすすめする職人技は、「縦割りの犬」です。縦半分にスライスされた標本の犬が、ゾンビになるガスを浴び生き返るというシーン。縦に割られている犬が生きを吹き返し、「ハッ、ハッ」と呼吸をしながら内臓が動くシーンを観せることで、ゾンビガスを浴びると誰しもどんな状態の死体も生き返ることが、観客は一発で理解できます。観客はこのシーンでハートを捕まれ、映画の世界に一気に引き込まれていくのです。素晴らしい職人芸だと思います。